マイマイ新子で漠然と感じていたことが言語化されていた。

マイマイ新子と千年の魔法」 - OnFire
http://d.hatena.ne.jp/biwacovic/20091214/1260794722

何が素晴らしいって、空想が現実逃避の空想じゃなくて、現実と完全に地続きになっているところ。妄想が妄想として力を持つ、という映画も嫌いじゃないが、余りにも都合が良過ぎる。現実はもっと強固で酷薄だ。そういう立場にたってこそ、「非」現実は現実と戦うためのツールになる。新子の頭の中の「千年前の世界」が、現代と重なる瞬間、その力強さにゾゾーッとした。



 「現実と妄想が地続き」これってすごく感じていたことなんです。ちょっと”これはどっちなんだろう”って思うことはありましたが最後の方できいこが清少納言に同調した時、ぞわっとして鳥肌たったことを覚えています。
きいこと新子が妄想(千年前)を個人個人で共感はできないけれど・・うーん、新子がベースを作った「千年前」の妄想をきいこや観客が色づけしていく。友達になる?

 現実に幻滅して妄想に走るのはよくやってしまうことなんですが・・・そのまま居続けることはできないし”現実があるから”妄想できるって事実はあるし。